KENPROお客様に聞く 竹内佳子さん

剣道防具購入者インタビュー3

北海道千歳市の剣道一家、竹内家の”おちびかあさん”、竹内佳子さん(写真 上右)にくわしく聞きました。

竹内さんの剣道歴  ~ 北海道千歳のおちびかあさん

竹内さんの剣道歴を教えてください。

剣道防具購入者インタビュー3_1

剣道を始めたのは3年前。子供が、大きい声を出して構えているのが気分良さそうに見えて、この子にできて私にできないことはないと思い、道場に通うようになりました。それまで剣道のケの字も知りませんでしたが、始めてみたら、世の中にこんな面白いことあったのかというぐらい面白い。大きい声が出せてストレス解消。子供と一緒にやれるから楽しいし、元気になれます。

私に続いて、中学まで剣道をしていたダンナも再開しました。リバ剣※注1です。今ではダンナの方がハマっています。今は家族5人で道場に通っています。

「おちびかあさん」のホームページもお持ちですね。

今、道場の初心者の世話役をやっています。世話役と言っても、技術指導とかじゃなくて、子供たちに「先生の話をちゃんと聞きなさい」とか言っている係です。というわけで道場のPRのためにホームページも作ってみました。

ここで全国の皆さんにPR。修心館は、北海道千歳の、できて間もない道場ですが、今年は全国大会にも出場しました。稽古も月火木金土、ほとんど毎日やっています。楽しくやるだけじゃなくてもちろん強くなりたい。まず北海道一を目指します!

※注1 「リバイバル剣道」。ブランク明けで剣道に復帰すること。

まず防具バッグを買ってみる ~ まわりから大反響

剣道防具購入者インタビュー3_2

KENPROでは最初に防具バッグをお買い上げいただきました。その経緯は。

上のお兄ちゃんの防具バッグが破れたので、買い換えが必要になりました。ネットで検索して偶然KENPROを見つけました。

お兄ちゃんは、白のエナメルの防具バッグを見て、絶対これがいいと言い張って聞きませんでした。竹刀ケースとセットで16800円は小学生には高いとも思いましたけれど、高校まで使うと言うので、じゃあ、まあいいかなと思って買いました。

北海道千歳市から、遠く離れた九州のネットショップに注文を出すことに不安はありませんでしたか。

少し不安でした。でもWebの内容は誠実そうだし、ここは騙しはないだろうと何となく予感できました。商品そのものについても、エナメルの部分が北海道の寒さに耐えられるのか、一冬使ったらはがれるのじゃないかと危惧がありました。しかし考えていてもしょうがない。注文ボタンを押しました。

でも注文した翌日には、「このバッグだと、子供には大きすぎるかもしれませんよ」と電話があって、なんていい人なんだと思いました。不安はなくなりました。

KENPROから届いた防具バッグはいかがでしたか。

すごく良いです。子供が、はじめて道場にもっていった時も、「うわ~、白だ」と、まわりの子供たちの反響がすごくて、上の子も私も鼻高々でした。札幌の大会に持って行ったときは、「あ、KENPROのバッグ持っている」と後ろでささやいているのが聞こえました。へえ、KENPRO、全国ブランドじゃないかと。

最初心配だったエナメルも、一冬りっぱに耐久しました。うん、つくりもいいなと納得。KENPROバッグ、気に入りました。今は私とダンナも使っています。

地元の武道具屋から防具を買おうとする ~ 営業マンはいい人だけど話が進まない

その後、竹内さんご自身にもオリジナル防具をご購入いただきました。その経緯は。

マイ防具は以前から欲しいなと思っていました。それまでダンナが中学校時代に使っていた防具を借りて稽古していましたが、やっぱり合いませんでした。まずサイズが大きくて見た目が変。昔の防具で重量も重いので、動きも鈍くなる。先生にも「その防具、体に合ってないよ。大丈夫?」と同情されるし、このままじゃいやだなと思っていました。

そんな折り、ある女性剣士が、エンジの防具をつけているのを見て、一目惚れ。
エンジだ、エンジの防具が欲しい、エンジ以外はいやだと思いこみました。よしエンジの防具を買うぞと。

そして、防具バッグの品質もよかった、KENPROにご注文をいただいたと。

いえ、ごめんなさい。その時にはKENPROのことは忘れていました。
その時は、札幌の武道具屋さんから買おうと思って、『予算は○○円で、手刺ししが欲しい。刺し糸はエンジ色で』と相談しました。でも話は上手く進みませんでした。

地元の武道具屋さんに相談して、なぜ話が上手く進まなかったのですか。

その武道具屋の営業さんは、毎週道場に顔を出す、とても人柄のいい人で、私の希望を聞いてくれようとはするけれど…。でも会社が扱っていない品物はその人には売れないから…。
最後には『カタログに載ってるのはこれだけなんです。ミシン刺しならあるのですが』と言われてしまって…

KENPROで買うことに決める ~ 店主の熱い語りに感心

しかし、竹内さんとしては妥協したくはなかった。

はい。妥協はイヤでした。ダンナがむかし防具を買ったときに、少し妥協して、でも結局、後悔していたのを知っていたから

竹内さんのだんな様はどう妥協してどう後悔したのですか。

ダンナは地元の防具屋さんに、『予算○○円で、1.5分の手刺ししで』と希望しました。でも全部1.5分刺しだと値段が予算を超えるので、面と甲手だけ1.5分刺し、垂は1.2分刺しで妥協することにしました。
防具が来て、身につけて鏡を見たダンナは、少し残念そうでした。刺しが不揃いな防具は、やはり見た目がしっくりこなかったのです。

その様子を見て、竹内さんは妥協はやめようと思ったのですか。

はい、そうです。「上から下まで2分刺しで統一。色はエンジ。予算は○○円」。この希望は絶対に譲らないと決心しました。でも地元の武道具屋さんでは私の希望は叶わない。どうしようかな~と悩んでいた時に、「あ、KENPROがあった」と思い出しました。改めて、KENPROのホームページにアクセスしました。

改めて、KENPROのWebサイトを見て、どうでしたか。

田村さん、熱いなあと思いました。
「店長挨拶」のところで、自分の防具への思い、お客様への思いを熱く語っている。
「お客さんのこだわりが自分のこだわり」とも言っている。熱いけれど、自分本位じゃなくて、お客様優先。
いいかんじだなあと思いました。

「布団の良し悪しは中身の質と量で決まる」と言うような、くわしい根拠付けもあって、参考になるなあと。

そうした理論を元にして、防具の品質の良し悪しを判断するわけですか。

いえ、正直言って、素人だから理論はよく分からないです。でも材質や仕組みを詳しく説明してくれるお店はいいお店だと思います。普通の防具ネットショップでは、初心者用、中級者用とか分けてあるだけで、詳しい説明はありません。こちらから見ると、何が初心者用でどこが中級者用なのかわからない。 「素人がつべこべ言うな、いいからこれ買え」という態度が見え隠れします。 そうなると、買うこちら側から見ると、この防具、在庫一掃の投げ売りなんじゃないかと勘ぐってしまいます。

ホームページを一通り見て、よしKENPROで買おうと思いました。決心したらもう迷いはありませんでした。

注文してから防具が届くまで ~ マイページに感激

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注文してから防具が届くまでのKENPROの対応への評価をお聞かせください。

マイページに感激でした!。
ネットにわたし専用のページを作ってくれて、わざわざ、できあがり防具の完成予定写真を載せてくれるなんて。
「このムネに、この燭江で、色はエンジにするとこうなるのか、うん、いいぞ、いいぞ」とわくわくしました。

メールでのアドバイスもよかったです。最初はムネが碁盤刺しで、顎の方は斜め刺しで仕上げる予定でした。
でも田村さんから「どうせなら両方斜め刺しで仕上げた方が統一感があって、格好いいですよ」とアドバイスがあって、マイページでイメージ写真も見せてくれて、なるほど、田村さんの言うとおりだと納得しました。

ムネをエンジにすることの他に、どんな点を特注しましたか。

私は背が小さいので、普通のサイズの防具では、ムネとアゴがぶつかってしまいます。
だから両方とも短くしました。KENPROでは、こういう微調整が実現するのが良いです。
地元の武道具屋さんでは既製品を買ったのでは、こうは行きません。

注文から1ヶ月後、ついに私のオリジナル防具が届きました。
田村さんは「竹内佳子モデルですよ」と言ってくださいました。本当に自分専用の防具ができたんだと思って感激しました。こういうのです。

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防具が届いた ~ 小手のやわらかさに感激

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KENPROから届いた防具への評価をお聞かせください。

防具が届いた。梱包を開けて、身につけてみた。
その瞬間、「よっしゃ、正解(これだ!)」と思いました。柔らかいし、サイズも私に合っているし、いうこと無しでした。

特に小手の柔らかさは感動ものでした。さすが手刺し、さすが二分刺しです。
サイズもぴったりで、オーダーメイドならではの微妙な調整がされているように感じました。
ミシン刺しとかと違って、布団の刺し間隔が広いので、とても柔らかく、着けていて気持ちがいい。
ダンナが前に買った小手は、最初はゴワゴワに固くて、小手ってそういうものかと思いこんでいましたが、私のオリジナル小手は最初からやわらかくて、とても嬉しかったです。

初めて道場でマイ防具を披露したときは、まわりのお母さん方も、「(ムネのエンジが)かわいい~」と褒めてくれました。先生方も、面や小手を手にとって、じっと眺めて、「うん、これはいい防具だ」と言ってくれました。

今後、防具を作る人にアドバイスがあればお願いいたします。

アドバイスというと、人に向かって、こうした方が良い、こうするべきだと言うところかも知れません。
でも、それは、私にはまだ無理なので、思うところだけ言わせてください。

私は、主婦で素人です。まだまだ、剣道のことも防具の事も良くわかりません。
だから、防具屋さんの話しもたくさん聞いたし、KENPROさんのホームページも何回も読みました。
そして、ここなら納得出来る防具が作れると思ってKENPROさんさんで防具を作りました。

確かに何十万円も予算があれば、納得できる防具が作れるでしょうが、私のように主婦にはとても無理です。
剣道の防具は、自分の剣道人生のなかで、そう何度も作れないと思います。

だからこそ皆さんには、決まった予算の中でも、納得出来る、気に入って長く使うことのできる防具を作ってほしいと思います。
わからないことは、業者の方に、気が済むまで質問したり、こちらの気持ちをちゃんと伝える事が大事だと思います。

今後の抱負

今後の抱負をお聞かせください。

「せっかくいい防具も作ったんだ。剣道は体が動かなくなるまで続けるぞ」と思っています。
そうやってずっと続けていれば、あと二回ぐらいはKENPROで防具を作ることになるかもしれませんね。その時はよろしくお願いします。
田村さんは、これからも全国の剣道愛好家が自分のこだわりの防具が作れるよう、これからも元気でKENPROを続けてください。今回は本当に有り難うございました。

― お忙しい中、有り難うございました。
※取材日時 2006年

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